赤髙の日記

主に鉄道関連を投稿します

本感想 帰ってきたヒトラー

これは完全に記録用です。誤字脱字は許して。面白かったので書いておこうと思いました。

現代ドイツに彼が帰ってきたというのが題材の本で、作者のヒトラー知識が詰め込まれてる。

まず彼は総統地下壕後に復活する、その後キオスクで新聞の日付を見て倒れ込むのである。彼は優れた洞察力で現代の状況を判断するのである。その後キオスク店主の繋がりでテレビに出るのである。その前の会議にて社員がポーランドについて口を出すと彼は「君はポーランドについてどの様な事を知っているのかね?」というのである。そして彼は1939年の演説をそのまま言うのである。この本の中でここだけ1939年になっていたのである。そこが個人的に面白かった。その後テレビに出たのだがそれがyoutubeに投稿され一躍人気者になるのである。ドイツ人は過去のユダヤ人虐殺などで民族問題はとやかく言えなかったのだが彼はそんな事は気にせずトルコ人問題について語ったのである。そのお構いなしなところも面白かった。さらにビルド紙との格闘の部分もなかなか面白かった。そして彼はは現代の人と話が噛み合わないのである。下巻の終盤の方で秘書の多分クレイマイヤー嬢だったと思うのだが、その秘書がおばあちゃんからユダヤ人虐殺などの話を聞きヒトラーの恐ろしさを言ったのである。秘書はあなたはヒトラーと違うんでしょ?そうと言って!みたいな事を言うのだが、その場面ですら話が噛み合わない始末であった。この後ネオナチからドイツを冒涜したとして襲撃を受けるのだが、それを生き残り人々はネオナチに立ち向かうヒーローとして彼をもてはやす。それを支持者の声として彼は再び政界進出を目指した。さらに出版社から本出版の打診を受けこれを受けた。そこで本は終わったのである。

この本はドイツを知る本としても、ヒトラーを知る本としても良いと思うので是非読んでみたら良いと思った。